先日、古本屋で偶然にも「ソーサリー」を発見した。「ソーサリー」といえば、私が小学生のころにブームとなったゲームブックのシリーズの一つである。
ゲームブックとは、ドラクエやFFなどのRPGゲームを本にしたようなもので、パラグラフごとに数字がふられており、パラグラフの最後には必ず≪12へすすめ≫、≪まっすぐ進むなら134へ、右に曲がるなら35へすすめ≫といったように、次に進むパラグラフの数字が指示される。それに沿って話を進めていくのだ。
当時は本気でガキンチョだったので、パソコンやTVゲームなどは家にはなく、もっぱらこうしたゲームブックで遊んだり、しまいには自作までしていたものだ。
で、「ソーサリー」であるが、このシリーズは全部で4巻まであり、かつては東京創元社から出ていたのだが、あえなく絶版。TVゲームに押されてか、ゲームブックというジャンル自体、ほぼ絶滅してしまったのだが、最近になり創土社から新訳で出版され、4月にようやく4巻すべてがそろった。
また、iアプリでもサービスが配信され、携帯でプレイすることも可能になっている。
まあ、前置きはさておき、とにかく無性にやりたくなってしまったんである。しかも、ちょうど
こちらでプレイ日記をつけておられる方がいらしたので触発される形で私も真似をしてみようと思い立った。
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さて、ソーサリー日記開始である。早速、ソーサリー1魔法使いの丘から始めよう。大概ゲームブックというものはサクサク進むので、悠長にプレイ日記などつけるヒマはないような気がするのだが、まあ気にしないで先に行こう。
まえがきをさっと読む。どうやら、まず初級ゲームと上級ゲームから選ばないといけないらしい。初級ルールでは戦士として冒険をするのだが、上級では魔法使いを使えるようだ。魔法使いは体力が戦士より若干低い代わりに、強力な魔法が使える。
この魔法のルールがいかしていて、ゲームブックの後ろに載っている47種類のアルファベット3文字で名づけられた魔法を≪暗記しなければならない≫。そう、文字通り暗記して、それ以後はそのページを開いてはいけないのだ。
あー、昔の記憶が蘇った。たしか「ZAP」が雷撃魔法だったっけ。でもそれしか覚えてないや。おとなしく初級ルールでやろう。
では、次は能力値の決定だ。能力値は技量、体力、運勢の三つ。技量は戦闘力、体力はヒットポイントで、運勢だけちょっと変わっている。旅の途中で危険なことや運に頼ることをしなければならないとき、≪運試し≫をすることが出来る。サイコロを二個振って、運勢以下ならば成功、以上だったら失敗となる。また、運試しするごとに1ずつ減っていくのだ。戦闘については、実際に戦闘が行われてから説明することにしよう。
さっそくサイコロで能力を決める。戦士なので、技量はサイコロ1個+6、体力はサイコロ2個+12、運勢はサイコロ1個+6となっている。
(コロコロ)
以下のようになった。
【技量】12
【体力】21
【運勢】10
こ、これは強い。技量12は戦闘ならほぼ不安はなし。しっかし、どこでポックリ死ぬかわからないのがゲームブック全般にいえるところ。油断してはならない。ボタンを押しただけで死んでしまうこともあるのだ!
あとは金貨20枚と食料2つ、背負い袋を持って出発だ。って食料が2つってどういうことだオイ! 無法地帯に飛び込んで行くやつがそれでいいのか!?
おっと、ストーリーのことをすっかり忘れていた。どうやら、私は≪カクハバード≫と呼ばれる未開の地へ、盗まれた≪王たちの冠≫とやらを探しにいくために派遣されるらしい。この≪冠≫には不思議な力があり、持ち主に優れた統率力をあたえるそうだ。これがマンパンと呼ばれる大魔王の手に渡ってしまえば周辺諸国は大変な危機に晒されるそうな。
もっと詳しく書いていたような気がするけど、まあ要するに≪冠≫を手に入れろってこった。それにしても自分一人だけってのは無茶苦茶にもほどがあるなあ。志願したって書いてあるけど、本当は罪人なんじゃないのかと勘ぐりたくなる。
とりあえず、これで冒険の準備は完了したので、次回から冒険の始まり始まり~。
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2005/09/18
ソーサリー日記
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